東京都北区は赤羽だけじゃない――。そんな思いから滝野川の地で、いずれも創業100年を超えるソースメーカー、たわしメーカー、銭湯がタッグを組んだ。手ぬぐいなどのコラボ商品をつくったほか、イベントを企画する。
老舗同士のコラボを持ちかけたのは、昨年創業100年を迎えたソース会社「トキハソース」だった。同社の田口直樹さんが、「亀の子束子(たわし)」で知られる「亀の子束子西尾商店」と、映画「テルマエ・ロマエ」のロケ地になった「滝野川稲荷湯」に声をかけた。田口さんは「北区といえば飲み屋街でにぎわう赤羽ばかり。地元の良さをきちんと伝えたい」。異色ともいえるタッグが誕生した。
メインの商品に選んだのは手ぬぐいだ。半年かけてデザインを検討し、亀の子束子、銭湯の下足札やソースのほか、伝統野菜の滝野川ゴボウやニンジン、墓碑がある近藤勇の像も描かれた。
手ぬぐい(税込み1760円…